• 生かされ、生きるチカラ。立正佼成会京都教会です。

春季彼岸会

 春季彼岸会が20日、午前10時から行なわれ、多くの参拝者がありました。

式典は経典一巻の読誦と東教会長のお言葉でした。読経供養の途中、コロナ禍以前のように支部代表者が会員から預かった思いのこもった戒名を一体ずつ丁寧に読み上げました。中には自宅の過去帳すべてを持参し、自身で読み上げる方もおられ、各自が先祖に思いをはせながら命を頂いていることへの感謝の気持ちを表しました。

 東教会長はお言葉の中で、庭野開祖の『ブドウの譬え』を紹介。「私たちはブドウの実のことしか、味わうことしか考えていないが、ブドウ作りの人たちは幹や枝葉、根を肥やすことを考える。眼に見えない土の中を肥やすことが大事であり、つまりそれは無数の先祖がおられてこそ、今の自分がいるということです」と解説されました。続いて、先祖代々のご先祖にたっぷりの栄養を与えること。それが『ご供養』であって、仏法の栄養を供えることが、根を肥やし、今の自分たちが幸せになる秘訣だとし、ご供養の最後に『すばらしいご先祖のもとに生まれてきて本当にありがとうございます』という祈りの言葉を上げさせて頂きましょうと促されました。

 また、庭野会長の説かれた六波羅蜜のご法話を解説、菩薩行実践の大切さを述べ、締めくくられました。

 なお、宇治支部は宇治法座所で教会法座席の様子をYouTube配信にて視聴し、亀岡支部は参拝出来なかった会員6名が21日に亀岡法座所にて前日の配信を視聴しながらかみしめを行ないました。

宇治法座所の様子
亀岡法座所の様子

教会法座席での式典の様子はこちら → 春季彼岸会