• 生かされ、生きるチカラ。立正佼成会京都教会です。

ご著書拝読 私の感想

 佼成5月号の会長法話は「我慢しない-忍辱①」でした。

 私は長いコロナ禍の影響で、ここしばらく家にいることがストレスになっていました。主人が在宅勤務になり、生活環境の変化で、夫婦の間で互いに相手に対して小言を言うようになり、私は主人の言葉が自分を否定されているとしか受け取れず、自分でも反省したり努力しようと思っているけれど、「いつも○○だ」と決めつけの言葉しか返ってこなくて、何を言っても理解してもらえないのだと思うようになり、しゃべらなくなり、家にいることが苦しいと思うようになりました。

 家族に対して毎日笑顔で接することの出来ない自分をどうしたらいいかと支部長さんに聞いて頂きました。

 認めてもらいたい、主人に対して○○してほしいという気持ち。それは、不足や不満しかない、人より自分という心だったと気付きました。支部長さんから「その心に気づけたのだからきっと変わりますよ。毎朝笑顔で挨拶することから始めてみたら良いですね。」と言っていただき翌日から実践しました。

 そうして数日後のある日、主人が私に「今まできつく言いすぎていた。」と言いました。主人も家庭不和に悩み、苦しんでいたのです。そして、ある本を読み、考え方が変わったそうです。家庭を安らげる場にするためには、おおらかな心で相手の受け入れ認めることが大切だと学び、気付いたそうです。主人が読んだ本は、「家族のトリセツ」という本で、私も読んでみました。

 今は互いに相手を尊重し、思いやりを持って接することができています。

苦しい時こそ自分を見つめることができる「忍辱の力」を、今回夫婦共に体験させて頂きました。(洛叡支部Hさん)