• 生かされ、生きるチカラ。立正佼成会京都教会です。

降誕会式典

 4月8日、京都教会では本部のインターネット配信による降誕会を拝見し、その後、法座席において辞令授与、中村教会長の言葉と続きました。

 中村教会長は、「お釈迦さまのお誕生がなかったら、そして、お悟りがなかったら、また庭野開祖が立正佼成会を創立されなかったら、私たちは今ここに存在することが出来ない。そういう意味で、今年は特に自分たちの原点がどこにあるのかをいつも忘れずに確認し、感謝することが大切です」と述べました。

 また、4月1日の川端元理事長の講和を振り返り、当時の学生部活動を述懐されました。川端元理事長が庭野開祖と出会われた時の話しにふれ、初随喜の大切さを述べるとともに、信仰の初随喜はその後の信仰生活の原点になると説明しました。そして、中村教会長自身の学生時代の家庭の様子も振り返り、青梅錬成に参加したこと、その後、本部職員にご縁になった経過を述懐しました。

 中村教会長は庭野会長のご法話にもふれ、心は無限に成長・向上できること、そして、ウクライナの人達、ロシアの戦場に狩りだされている人達、その人たちの親の心に平安を、と祈ることも出来るし寄り添えることも出来ること、人が一人を殺すと殺人になるが、戦争では100人殺すと英雄になってしまうこと、殺人する心も仏の心も、私たちはその両面を持っていることを解説し、仏の心を成長させていく大切さ、仏の智慧を成就するには、精進精進、明けても暮れても精進していくことの大切さを述べました。

 続けて、教えを知らない人達は恨み、怒り、妬みなどが止まないが、私たちは教えがあるから心をコントロール出来るようにならせて頂いたと感謝の気持ちを表すとともに、一般の人達は相手に怒りをぶつけ、恨み、辛みの六道を回って充満しているのが日常。仏さまは「一日でも早く仏にしよう、本当の幸せを成就させよう」と思っていて下さるとし、その仏の働き・願いを伝える人がいなかったら、目覚めることが出来ない訳で、私たちも伝えて下さった方がおられたからこそ、心をコントロール出来るようにならせて頂いたと話されました。これから次に伝えるのは私たちであり、一人でも多くの人に仏の教えをつかんでもらい、真の人間の生き方が説かれているこの教えを伝え、本当の幸せを自分のものにしてもらうと決意するのが今日ですと結び、精進を促されました。