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藤光賢大僧正が天台座主就任

 大津市にある比叡山延暦寺を総本山とする天台宗の最高位「座主」に藤光賢大僧正が就任したことを受け、10日、寺の本堂で儀式が行われました。

10日は、比叡山延暦寺の国宝に指定されている本堂、「根本中堂」に関係者が集まり、天台宗の最高位である座主の引き継ぎとなる「傳燈相承式(でんとうそうじょうしき)」という儀式が行われました。

そして、ことし座主に就任した藤光賢大僧正が、「相承譜」という、歴代の座主の名前が書かれた書物に自分の名前を筆で記しました。

続いて、集まった僧侶などに向けて「光栄の極みであります。宗徒のご助勢をいただき、この大任を全うする所存です」と述べました。

 藤光賢座主は長崎県出身の93歳。京都市の曼殊院門跡の住職などを務め、ことし2月、比叡山延暦寺の住職と天台宗の座主に就任しています。

 10日午後からウェスティン都ホテル京都にて、藤光賢大僧正の就任祝賀会が開かれ、庭野会長がご臨席されました。

(記事はNHK 滋賀 NEWS WEBより https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20250610/2060018458.html