京都教会青年部は1月19日、ハタチを祝う会を開催し対象者3名とご家族や支部会員を中心に多くの方々が参加しました。
59回目を迎える今年のハタチを祝う会は、前年の20歳を迎えた青年が企画・運営する京都教会伝統の催しで、今回のテーマは「一期一縁~ごえんとごえんを紡ぐとき~」として「縁」を大切にしたいという思いから実施されました。式典は読経供養、誓願発表、記念品授与、教会長あいさつと続きました。読経供養では、出席はなかったものの20歳の対象者18名の名前が読み上げられました。
国会議員からの祝電披露のあと、誓願発表では「大学で心理の勉強をしており将来に役立てたい」「プログラミングを勉強していて社会に役立てたい」「経営学を学んでおり世界を股にかけて活躍したい」とそれぞれ夢を語ってくれました。
東教会長はお言葉の中で、一度きりの人生多くの方々のお陰で今日があるとしながら、読経した常不軽菩薩品第二十についてふれ、常に人を軽しめず人を尊ぶ行ないをした菩薩であることを解説し、まわりに感謝しまわりの人を大切にできる人になって頂きたいと述べ、これからの新たな人生を前にしてお釈迦さまの生き方を参考にしてもらいたいと期待を込めました。また「志」という字は「士」と「心」から成り立っており、「士」は方向の意味があるとし、つまり「志」は自分の心が向かう方向であると述べ、発表された誓願を応援されました。
ハタチを祝う会の終了後、「2分の1成人式」と題して10歳になった小学生のお祝いを開催。大きくなったら何をしたいかをそれぞれが発表すると、法座席の会員からは温かい拍手が送られました。 その後、東教会長は家庭教育でも言われていることとしながら幼児期から思春期に入る『10歳の壁』について解説。自我が出てくるようになることで他と比較するようになり、優越感や劣等感を味わう多感な成長期になると述べました。その中で親は、自己表現している子供の言うことをしっかり聞いてあげて欲しいこと、他と比較しているので認めて褒めてあげて欲しいこととし、親の心構えを述べ結びました。