• 生かされ、生きるチカラ。立正佼成会京都教会です。

第28回「比叡のこころ」講座

 第28回「比叡のこころ」講座(天台宗総合研究センター主催)が1月27日、京都アバンティ9階の龍谷大学 響都ホール校友会館で行われ、京都教会の会員約60名が参加しました。

 「比叡山の祈りのかたち-儀式、儀礼を通じて-」をテーマに延暦寺理性院住職の山形宗湛師が比叡山の歴史と共に受け継がれてきた祈りの儀式、儀礼を通じて法要の成り立ちや意義について講演を行いました。写真や動画を上映しながら約40分間、巧みな話術で伝えられました。

 その後、天台宗総合研究センターの吉田実盛研究員との対談でも、特別な4つの法要について講演を振り返りながら紹介されました。

 参加した会員からは「天台宗が法華経を中心としながらも、他の経典も大切にしている事が、説明を通してよく分かりました。さすが、日本仏教の母山であり、その懐の深さに感動しました。まさに一仏乗の精神の真髄だと思い、そんな比叡山とご縁を頂いている佼成会の一員としてのありがたさを感じました。また、提婆達多品を通しての悉有仏性の話、感動しました。『本当にどんな人にも仏性があることを信じているか!?』の問いかけは肝に銘じたいと思いました」

「参加させて頂いてありがたかったです。講師さんが『この時期の法要は寒い!』と連呼しておられましたが、歴史ある伝統仏教さまの、身を震わせ凍えながら教えを守って来て下さったおかげさまで、今があるんだなって思わせて頂きました。また、ブッダの教えは『悪いことをしないで善い事をする』という教えだと教えて頂き、心に刺さりました。なるほど!それを各教えが詳しく説いて下さっていると…。単純明快!でも実際、理解して実践するは難きことと思いました」

「お釈迦さまの教えの通りに、どんな人でも仏になれますよ!と私達は自信を持って言い切れるかにかかっていると仰っておられたのが印象に残りました。後半のお二人の対談は凄いと思いました。聞きたくなる話し方を身に付けたいと思いました。比叡山に来て欲しいという願い、布教が伝わってきました。有難かったです」とさまざまな感想がありました。