10月28日、中央支部が中心になり健幸ウォーキングを行い、10名ほどの参加がありました。
今回は新道場建立30周年の企画として、教会をスタートし一周する蹴上散策コースになりました。
9時30分に集合した参加者は、法座席にて京都教会の歴史や蹴上の地に庭野開祖が建立を願われた因縁をかみしめました。その後、教会を出発。蹴上発電所、琵琶湖疏水記念館、インクライン、疏水公園、水路閣、南禅寺、無鄰菴と岡崎地域の名所を巡る中に、改めて京都教会の立地の素晴らしさを感じました。
蹴上発電所は日本初の水力発電所で、その電力で京都市電が走ったことは有名ですが、現在も発電し続けていることに参加者は驚いた様子でした。
琵琶湖疏水記念館に入り、当時、重機もない中、手彫りでこの大事業を行った先人の様子を伺え、それを任された採用当時は満21歳の青年技師田邉朔郎氏や当時の知事など、京都の将来を見据えた取り組みに頭の下がる思いでした。その後、インクライン、疏水公園、水路閣で実際にふれ、肌で感じ、この地が東京遷都後の京都復興の原点だと感じることが出来ました。
南禅寺は知恩院に並ぶ日本三大門の一つであり、その大きさに圧倒されました。最後の無鄰菴では、洋館の2階に伊藤博文らと山縣有朋が日露開戦前の外交方針について話し合った「無鄰菴会議」に使われた部屋があると説明を受け、参加者は驚いた様子でした。
教会に戻ってきた後、中村教会長は「京都には金閣、銀閣があるが、この教会が銅閣と言われるくらい、それにふさわしい会員にならせて頂きましょう」と締めくくられました。