コロナ禍における今年の春季彼岸会は、基本各家庭での開催となりましたが、教会でも3月20日、入館時に検温と手指消毒をし、十分なソーシャルディスタンスを保った状態で、参拝された会員さんで簡素な中にも厳粛な彼岸会のご供養が執り行われました。
読経供養後に中村教会長は、「このコロナ禍の中で、昨年秋以降に亡くなられた会員さんもたくさんおられるので、教会でもご供養させて頂いた」と開催の趣旨を説明。そして「人として尊いいのちをいただいただけでなく、法華経という尊い教えに巡り合うことはいかに有り難いか」と庭野会長のご法話を引用しながら、「折角、この世に命を頂いた人間として、最高の生き方をさせて頂く。それは“菩薩行”に他なりません」と庭野開祖の教えを紹介しました。
コロナ禍では人に会うのは難しいとしながらも、「電話や手紙などを使って声かけをさせて頂き、自分の命を使わせて頂くことが、此岸から彼岸へ歩むあり方です」と精進を促し結びました。