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かめおか宗教懇話会記念講演会

 かめおか宗教懇話会(会長:岩田昌憲 丹波國一之宮 出雲大神宮宮司)は6月7日、大本本部みろく会館3階ホールにおいて記念講演会を行ないました。かめおかこころ塾を兼ねるもので、今回で第77回を数え、京都教会からも亀岡支部会員を中心に複数名が参加しました。

 午後1時30分から始まった講演会は2部構成で進められ、第1部「観音さまとともに」と題し、講師は天台宗西国二十一番札所 穴太寺(あなおじ)住職 穴穂行人(あなほぎょうじん)師、第2部は「みんなで祈る宗教平和」と題し、講師は落語家で天台宗僧侶 露の五九洛(つゆのごくらく)師匠が落語と講演会を行ないました。

 第1部の講演では穴穂師が住職を務める穴太寺の名前の由来について解説。また、本尊が薬師如来であることから仏像の印相について述べ、左手に薬壷を持ち、右手で壷の中から薬を授けて下さるとし、自身が幼少の頃に薬を塗る際に人差し指を使って祖母から注意されたことを述懐。以降、薬指を使って塗っているものの、なかなか慣れないと語ると会場から笑みがこぼれました。

続いて、平安時代の人物で宇治宮成(うじのみやなり)についてもふれ、彼が仏師に放った矢が観音像の胸に刺さり、自らの罪を悔いて仏門に入った「身代わり観音」の伝説を紹介しました。

 第2部の講演では始めに、露の五九洛師匠が30分の落語を披露。夫がキリスト教を信奉するクリスチャンで、自身が僧侶である家庭生活を題材にしたそれは、会場を笑いの渦に巻き込みました。

小休憩を挟んだ後、約30分の講演を行ないました。自身が高校1年生の時、落語家になりたい・お坊さんになりたいと思い、アルバイト代でキリスト教の聖書やイスラム教のコーランなどの宗教書を購入し読破。その後、仏教的な信仰心を持つようになったと述懐しました。仏教を皆さんに楽しく伝えたいと思い、まずは落語家になり、その後僧侶になったと半生を振り返り、18~21歳まで落語の師匠宅での住み込み修行の様子や25歳で比叡山に入山の様子、結婚後に尼崎に引っ越し、現在は小学6年生の子育て中で『天台宗道心寺』を開山し、年間100件ほどのお悩み相談をしている様子など、終始お笑いを交えながら伝えました。

 いろんな宗教は『草や木や花など、すべての命が大切である・平等である』と説いており、害虫と言われるゴキブリも仏教的には大切な命だとし、ゴキブリからすると人間が害虫に当たると、お互い相手の立場を変えると見えてくるものがあるとしながら、自宅での対処方法を楽しく紹介しました。人間関係の中でも固定観念・思い込みで相手を決めて見ていることを通して、仏教の『正見』を紹介しながら、差別と区別についてもふれました。

 閉会にあたり、同懇話会副会長の東教会長は「仏教徒である私たちに、すべての命を尊ぶことを楽しくお伝え頂きました。落語を聞かれる皆さんの横顔が“ふくよか”になられていました。穴穂先生、露の五九洛師匠にはこれからも全国に笑いと信仰心を届けて頂きたい」と感謝の意を述べ締めくくりました。

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