• 生かされ、生きるチカラ。立正佼成会京都教会です。

健幸ウォーキング 第2弾

 京都健幸散歩の会は5月31日、地下鉄鞍馬口駅から百万遍までの健幸ウォーキングを開催し、15名の参加がありました。今年2回目となる今回、前日までの雨天が心配されましたが曇り空のもとウォーキングするのには丁度の気候となり、鞍馬口駅をスタートに上御霊神社・上善寺・下鴨神社・田中神社・百萬遍知恩寺とまわりました。

 最初の上御霊神社は桓武天皇の時代、各地で疫病が流行しており、『これは御霊の祟りである』として延暦13年(794年)5月、早良親王(崇道天皇)の御霊をこの地に祀ったのが始めだとされる神社。また1467年から1477年まで11年間続いた応仁の乱の発端の地でもあり、参加者は約550年前の出来事を身近に感じることが出来ました。

 次の下鴨神社は正式名称を賀茂御祖神社といい、平安期以前の創祀で京最古の社の一つで山城の国一宮と崇められ、国事を祈願し、国民の平安を祈る神社。京都三大祭りの葵祭が行なわれることでも有名で、御手洗池はヒロイン斎王が池に手を浸し清める「斎王代御禊の儀」が行われ、この池に湧き出る水あわをかたどったのが「みたらし団子」の発祥といわれています。その御手洗池では観光客が水で文字が浮き出るおみくじを楽しんでおられました。また下鴨神社の摂社としての河合神社では美麗の祈願絵馬として手鏡型の「鏡絵馬」が多く奉納されており、その個性的な化粧の様子に参加者の心が和みました。

 次の田中神社は創建不明で、この付近を田中村と呼ばれ「田中姓の祖」と言われています。

 最後の百萬遍知恩寺は浄土宗七大本山の寺院で元弘元年(1331年)空円上人の時、地震がもとで都に疾病が蔓延し、それに心を痛めた後醍醐天皇の勅命を受けて弟子らと共に七日七夜にわたって百万遍の念仏を称えながら大念珠繰りをしたところ、疫病が治まったことから「百萬遍」の号が下賜されました。御影堂には1080顆の大念珠があり、参加者はその大きさに大変驚いた様子でした。

道中、京都検定資格者が作成したクイズを解きながら楽しみ、約3時間のウォーキングを終えました。