9月21日、一食オンラインスタディツアーが本部主管で行なわれ全国から80余名が参加、京都教会からも渉外部副部長が出席しました。この学習会は全国から集められた一食平和基金が海外でどのように活用されているかを学ぶもので、今回は佼成会と関わりの深いJENの取り組みが紹介されました。
JENとは世界各地で紛争や自然災害により厳しい状況にある人びとへ「生きる力、を支えていく」をモットーに、緊急から復興の各段階できめ細やかな支援活動を行う国際NGOで、パキスタンで2022年6月以降、モンスーンがもたらした例年の10倍以上もの降雨で国土の3分の1が水没するという大水害があり、JENの緊急支援の活動を現地スタッフと中継を結び、当時の災害の様子や現在の復興状況の報告をされました。水害により家も家畜も流され、運よく流されなかった家畜も洪水の寄生虫で死んでしまうという、日本ではあまり耳にしないようなことも生々しく語られました。
自身が被災者でありながらでも他の被災者に分け与えることが出来たことにやりがいを感じたという報告や、JENのインフラ整備への取り組みも紹介され貯水槽・井戸の整備、学校施設の整備や衛生教育にも着手しているなど、一食平和基金が着実に復興の手助けになっていることが学べた内容でした。
本会の一食を捧げる運動については、こちらをご覧下さい → 一食を捧げる運動