• 生かされ、生きるチカラ。立正佼成会京都教会です。

中央支部 健幸ウォーキング

 中央支部は健幸ウォーキングを5月20日、唐橋地区を中心に行い、約9名の参加がありました。

 今回はJR西大路駅をスタートし、旧京都教会の跡地に立ち寄ったあと、吉祥院天満宮、羅城門跡、六孫王神社、西寺跡を巡り、最後に若一神社を参拝しJR西大路駅に戻って解散しました。

 旧京都教会の跡地には5階建ての大きなマンションが建っていますが、角にあったお地蔵さんは変わらず残っており、参加者の中には昔話に花を咲かせる方もいました。

 吉祥院天満宮は菅原道真公没後の承平4年(934年)に創建され、北野天満宮よりも古く日本最初の天満宮であり、また道真生誕の地で境内の「胞衣(えな)塚」には道真公のへその緒を埋めたと伝えられていることが説明されると、一同は地元に由緒ある神社が存在していることに驚いた様子でした。

 羅城門跡は延暦3年(794年)に建設された平安京の正門であった「羅城門」の跡で、現在は公園になっています。当時、羅城門は正面33m、奥行8mもありましたが、その面影はありませんでした。数日前にNHKの「ブラタモリ」で紹介されていて、それを見ていた参加者は興奮した様子でした。

 その羅城門を中心に現存する東寺と対象に存在していたのが「西寺」ですが、鎌倉時代に廃絶し、今は児童公園となっています。

 最後の若一神社は平清盛の別邸・西八条殿の跡地にあり、境内には平清盛御手植の楠があります。昭和14年(1939年)に京都市が京都市電を延伸させて当社の境内の西に通そうとした際、この楠を切れば清盛の祟りがあるとされたため、楠と当社を避けるようにして市電が通され、市電が廃止された現在でも西大路通はそこの部分だけ蛇行しています。街づくりと歴史が深く関係していることを肌で感じました。

 前日からの雨に開催が危ぶまれましたが、朝から晴れ模様で暑いくらいの中、爽やかにウォーキングが出来ました。